ひきこもりの暴発を防ぐ魔法の言葉

AKB48襲撃事件で注目される
わが子を孤独から救う「母親の心得」
ひきこもり暴発させない「魔法の言葉」

「わかってあげなくて、ごめんね」
女性自身 6月17日号
 
AKBメンバー襲撃事件の容疑者は無職状態が続き、ひきこもりがちだった。その状態が長く続くと、発散を求めることもあるという。重症化・長期化しないための方策は?
 
人気アイドルグループ「AKB48 」のメンバー2人が、恒例のファンとの握手会で。のこぎりで切りつけられるショッキングな事件が起きた。
 
殺人未遂事件で逮捕された梅田悟容疑者(24)は「誰でもよかった」と取調べで供述しており、今後精神鑑定などを受ける予定だ。
報道取材を受けた梅田容疑者の母親によると、2013年12月くらいから無職状態だったようだ。家にこもりがちで1ヶ月、外出しないこともあったという。
東京都内5箇所にある「ゆうメンタルクリニック」総院長で、精神科医のゆうきゆう先生は、次のように感想を述べる。
「「誰でもよかった」と容疑者は供述していますが、AKB48のイベントという、あえて人の多い場所で事件を起こしています。ひきこもり状態が続き社会や家族とのかかわりが希薄になるにつれ、苛立ちや怒りを発散させる場所を求めるようになります」
安易に「ひきこもり」を「犯罪」を結びつけてはならない。ひきこもりの場合、怒りが家庭内暴力となって表れることはあるが、暴力が外に向かうことは非常にレアケースだという。しかし最初の対応を誤ると重症化し「ひきこもり暴発」に結びつくケースもあるのだ。
現在100万人はいると言われている「ひきこもり」とは、6ヶ月以上、おおむね家庭にとどまり続いているケースをいう。「全国引きこもりKHJ親の会」代表の池田佳世さんによると「ひきこもり開始平均年齢は20.1歳で平均年齢は33.1歳(13年)だという。
カウンセリングルーム「けやきのみち」(川崎市)の臨床心理士・竹之下桃子さんが解説する。
「原因も複合的で、家庭環境ばかりでなく、その子の気質もあります。ただ傾向としては内向的な子どもで、母親が過干渉というケースが多いです。親の言うことを忠実に聞き、思春期に自我を抑えつけられ、反抗期がなかったという、親にとって「いい子」が多いですね。むしろ思春期に「うるせえ、クソババア」と暴言を吐かれるほうが、自我の芽生えとしては喜ぶべきなんですね」親に守られて育ち、いざ大学や厳しい社会に入ったとき、大きな挫折を味わい、外に出られなくなる。「誰にでも起こりうることです。私自身も、よそのご家庭の相談を受けているにもかかわらず、8年ほど前、高3の次男が不登校になりました」タブーなのは、「学校に行きたくない」という子どもに寄り添わず、親が焦って無理に学校に行かせようとすること。重症化させないために、初期対応が大事なのだ。「親は焦らず、1週間ほど様子を見る。少しずつ、子どもの悩みや苦しみを聞く姿勢を持つことです。次男の場合「学校は卒業したい」ということでしたので、学校に相談して最低限の授業とテストを受けて、毎日、遅刻、早退させました。バスにも乗れないので、私が車で送迎して、幸い、卒業を機に元気を取り戻しましたが、あの時見栄や世間体で親の価値観を押し付けていたら、状況は悪くなっていたかもしれません」(前出・竹之下さん)

子どもの最後の味方は親。見捨てないで

反対に初期段階での対応を誤ると、ひきこもり期間が長期化してしまう恐れがある。
重症化すると、どのような状態になるのか?
年間15000件以上のカウンセリングを行う「全国webカウンセリング協議会」理事長の安川雅史さんが解説する。
「まず家からも自室からも出られなくなります。心の整理が出来ていないから、部屋が片付けられなくなり、ごみ屋敷になります」
注意すると暴言を吐かれるため、母親はビクビクして子どもを部屋に入れず、状況が見えなくなる。「自室から出るのを嫌がり、排泄も自室で済まして、窓から外に捨てるというケースもあります。人目が気にならなくなり、風呂にも入らない。現実逃避するため、昼間は自己嫌悪になるので、昼夜逆転生活になります。苦しんでいるところに親の苦言で怒りを爆発して、家庭内暴力を起こすことも珍しくありません」ここまで悪化させないための「子どもに向き合う6つの心得を専門家に聞いた。

@家を安全基地にする

ひきこもる子どもにとって、外の世界は恐怖。「親が「学校に行きなさい」「仕事を休むな」と叱ったら、家の中でも孤立します。家事など役割を与えて「家族の一員だ」「家は安全だ」と思える環境に」(竹之下さん)
「たとえ子どもの言い分がおかしくても肯定して「親は自分のことをわかってくれるんだ」と安心させてください。(全国webカウンセリング協議会 安川雅史さん)

A家族の愛情を伝え続ける

「家族の愛情を伝え続けることはとても重要です」「たとえ自室にこもってコミュニケーションが取れなくても、ドアの前に食事を置くだけでなく、(今日は○○の好物のカレーにしたの。おいしいと思うよ)と手紙を書いたり、子どもと趣味を一緒に楽しもうとする姿勢が、愛情を伝えることになります」(全国webカウンセリング協議会 安川雅史さん)
「女の子の場合は、かわいい洋服でもいいんです。「あなた、こういうの好きだったわね」とたまにはプレゼントを贈って気にかけている姿を見せることが大事」(竹之下さん)

B恥ずかしがらずに、専門家に相談

「親にもプライドがあって、近所や親戚に隠したがるし、相談もできないで苦しんでいる母親は多いです。一人で抱えず、精神科医やカウンセラー、精神保健福祉士に相談を。抵抗がある人は、メール相談をしている機関に、メールで相談してみましょう。(全国webカウンセリング協議会 安川雅史さん)

Cまずは親から救われよう

夫や親戚からは「母親の育て方が悪い」と責められたり、家庭内暴力で孤立している母親は、非常に多い。「親の会などに参加して、悩みを同じ目線で共有できる仲間との語らいの場に参加することで「一人じゃない」と居場所が出来ます。母親の安定が、子どもの安定につながるのですね」(池田さん)

D最後まで子どもを守る存在は親だけ。絶対に諦めてはいけない。

長期化すると、親も子どもが生きているだけで満足」と、諦めてしまう。「90代の母親が50年以上ひきこもっている50代の息子を殺したい」という相談もあります。しかし正しい対応をすれば、多くは改善が望めます。子どもの最後の味方は親です。決して見捨てないでください。(全国webカウンセリング協議会 安川雅史さん)

E心からの謝罪が、子の心を変える

@〜Dまでを実践し、心から子の苦しみと向き合う。「きっと、ひきこもることで伝えたかった子どものメッセージが理解できます。そのとき、心から「わかってあげられなくて、ごめんね」と謝ると、魔法の言葉のように子どもがはらりと変化します。2年もひきこもっていたのに、突然、自分でバイトを見つけて、部屋から出るケースも。理解者がいてくれることに安心するのです」(竹之下さん)
 
「変化には時間がかかることは覚悟して、長い目で見ることです。おもいつめないように子どもの愚痴を、しっかりと「陰」でこぼす。そこで原因探しをしても次につながりません。「過去はチャラ」にしましょう」
愛情を持って理解することが、「ひきこもり」からの脱却の糸口となるのだ。
(大村共立病院 精神科医 宮田雄吾先生)
 
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ネットいじめ・LINEいじめ・リベンジポルノニュース

ネット依存の子どもたち<下> 絶対悪視は逆効果
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013081702000132.html
リクナビ進学ジャーナル悪質化が止まらないネットいじめ。身を守るにはどうしたらいい!?
http://journal.shingakunet.com/column/6865/
<子どもとネット>「ラインいじめ」 使い方 ルール決めさせて
http://www.tokyo-np.co.jp/feature/kodomotonet/list/20130913.html
<子どもとネット>トラブル防ぐには フィルタリング 親の責務
http://www.tokyo-np.co.jp/feature/kodomotonet/list/20130830.html
ネット依存の子どもたち<上> 「つながり」に縛られ
http://www.tokyo-np.co.jp/feature/kodomotonet/list/20130815.html
ネット依存の子どもたち<下> 絶対悪視は逆効果
http://www.tokyo-np.co.jp/feature/kodomotonet/list/20130817.html
下記から、東京で行われました人権シンポジウムの模様を見ることができます。安川は、LINEいじめについてお話させていただきました。
人権シンポシンポジウムin TOKYO
葬式ごっこ、裸の画像…中高生「LINEいじめ」の実態
http://dot.asahi.com/aera/2013120300029.html
LINEトラブル深刻 いじめや暴力の契機に
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/52231
進化するネットいじめ 今、怖いのはLINEの“外し”
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131017-00010003-jisin-soci
広がる“リベンジポルノ”
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2013/11/1121.html
わが子をストーカーからどう守る
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2013/12/16/01.html
リベンジポルノ:被害拡大 元交際相手の写真、ネットに
http://mainichi.jp/select/news/20131219k0000m040120000c.html
インターネット依存問題に取り組む相談機関
誰も見ていないなら何をやってもいいのか?
流出画像 消えぬ傷 元交際相手の復讐投稿 絶えず
東京新聞‎
嫌がらせで、元の交際相手や配偶者のわいせつ画像をインターネットに流出させる「リベンジ(復讐(ふくしゅう))ポルノ」の被害が後を絶たない。投稿者が摘発されても、流出画像を消し去るのは至難の業だという。

子どものスマホ・トラブル対応ガイド

2016年4月11日発売。 知っていますか? スマホの危険と対処法 教育現場・家庭で明日から実践できる情報が満載!...
発行年月日 2016年04月11日
定価 2,160円
(本体:2,000円)
 
編著者名 全国webカウンセリング協議会 理事長
安川 雅史/著
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子どものスマホ・トラブル対応ガイド - web ...
shop.gyosei.jp/index.php?main_page=product_info...50...
 
子どものスマホトラブル対応ガイド(予約) - 20163月下旬発売予定。現在予約受付中です。知っていますか? スマホの危険と対処法教育現場・家庭で明日から実践できる情報が満載! □「スマホ依存」「LINEいじめ」「悪質投稿」「リベンジポルノ」――

フリースクールみらいのつぼみ

 

フリースクールみらいのつぼみ

現在、不登校、いじめ、意欲減退、学力不振、家族・対人関係、ネット・ゲーム依存など、生徒とその家族を取り巻く地域社会は様々な課題をかかえています。

フリースクールみらいのつぼみは「課題を抱える生徒や保護者の方に寄り添い、支援を行うこと」「地域とのかかわりにより生徒や保護者の課題を解消し、社会で活躍できる人材を育成すること」を目的として開校しました。

私は教員時代に、様々な子ども達と接する中で、表層に表れない1人ひとりの苦悩や葛藤を深く感じていました。家族の事、友人関係の事、学校での事、自分でもよく分からない辛い事など、本人ひとりでは、立ち向かえない環境にいる子ども達とたくさんかかわりました。

そこで、私は、何かできる事があるのではないか、自分だけでも寄り添えるのではないか、という想いで今の活動を始めました。

学校現場を離れ、養護施設や少年院、児童自立支援施設、知的障害者の施設へ訪問すると、様々な子ども達が一生懸命生きていました。執拗ないじめにあった子ども、家族から見放された子ども、虐待にあった子ども、自分が必要とされていないと信じている子ども、結果として学校に通えなくなった子どもを、日々目の当りにし、子ども達には、心のよりどころ、安心できる居場所や支える人が必要だと痛切に感じました。

絶望してしまいそうな境遇の中、ひたむきに生きている子どもにもたくさん出会いました。私はこのような子ども達や保護者のために、私も成長し続けながら、力になりたいと想い、活動を続けています。

今の社会・世間の荒波を「自分の力で」乗り切り、将来、社会で自分らしく生きていける(貢献)できるよう、子ども達とその家族を支えていきます。

フリースクールみらいのつぼみは、私のこのような想いを実現できる「居場所」として活動して参ります。


 
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